Wednesday, December 04, 2024

It's About Time

February 15, 2015


CHIC復活! 本日よりニュー・シングル「アイル・ビー・ゼア」の iTunes予約開始。シングルは三月二十日発売! 購入はこちら→ GET IT »


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ここで演奏されている音楽の断片は人々の耳に届かない(公開されない)ものだと思っていたんだ。赤いX(ばってん)がトラック・シートに書かれているのが理由さ(右の画像のとおり)。

そのトラックを聞いた時、僕はそれが誰も耳にしたことがないものだったという事実を気に入ったよ。トラック・シートから君もわかるように[※]、僕等はその曲をもう一度演奏し、それがシスター・スレッジに提供した「ラヴ・サムバディ・トゥデイ」という曲になった。[※訳註:「上段の最初のトラックと中段の次のトラックが同じ曲名なので」という意味。尚、発売された曲名は 'Got to Love Somebody' で、アルバム名が "Love Somedoby Today(邦題は『ときめき』)"]

このアウトテイクが「アイル・ビー・ゼア」という新曲になったんだ。そう名付けたのは、バンドの共同設立者だったバナード・エドワーズが亡くなって数時間後のなきがらを僕が発見した時、僕が「今、君は亡くなったけれど俺は君と一緒にいる、君が、生きている俺と一緒にいるのと同様に(訳註:「生きていても亡くなっていても僕等は一緒だ」という意味)」と言ったから。

あの頃、ナード(バナード)はいつも僕に気をつけていてくれたよ。僕は向こう見ずな奴だったからね。僕等は沢山の楽しくて素晴らしい時(時代)を過ごしたんだ。曲そのものにとって、それは本当にハッピーな事なんだ。オリジナル(解散前)のCHICの話さ。そしてダンス・ミュージックが我々の生をどのように永遠に変えたかについての話なんだ。

NYCファッション・ウィークの初日に、僕等はイネズ&ヴィノート[※]と共に「アイル・ビー・ゼア」のヴィディオを撮った。CHICという名前のグループにとってはパーフェクトなタイミングだね。[※訳註:イネズ・ヴァン・ラムズウィールド&ヴィノート・マタディン(Inez van Lamsweerde&Vinoodh Matadin)はオランダのファッション・フォトグラファー・デュオ、音楽関連では2013年のレイディー・ガガのオール・ヌード写真等で知られる]

もう一つパーフェクトなのは、そのヴィディオで、世界で最もホットでイカしたスーパーモデルの一人を迎えたことだね。カーリー・クロス。初めて会った時に彼女が言ったのは「ダイアーナ・ロスのアルバム『ダイアーナ』が世界一お気に入りのレコードなんです」だった。僕は、我々は僕等向きのR&B大好きディスコ・ガールを見付けたんだと確信したよ。

CHICの全アルバムと同様、今作にもコンセプトがあるんだ。四年前、僕はとても悪性の癌にやられ、この先どれだけの時間生きられるのかが分からなくなった。僕は(今度の)アルバムのコンセプトは時間についてであり、できるだけ多くのCHIC史に関わるみんなをフィーチュアしようと決意した。

ファースト・シングルは2015年の三月二十日に発売する。その日は春分 - 昼と夜が同じ長さになる日だ。更に北半球の一部では皆既日食もあるんだ・・・だから、僕はその天文現象が丁度始まる時に、(それらを観測する)まさにその起点といえる場所からレコードを発売する事にしたんだ。我々がグリーニッチ(グリニッジ)標準時を規定しているその国と市 - イングランドのロンドンからね。

それから僕等はイングランドでコンサート・トゥアーを行い、ヴィディオのプレミア公開も行うんだ。

アルバムのタイトルは『イッツ・アバウト・タイム』・・・まさに「時は来た(It's About Time)」のだから。

 


ラルフ・ロール(ドラマー)、ナイル・ロジャーズそしてギター・テックのマーティン・イー、Pachaでのサウンド・チェック


オリジナルCHICオーガナイゼイションのメンバー、フォーンズィ・ソーントン(我々は「セサミ・ストリート」から一緒に仕事をしてきている)、「アイル・ビー・ゼア」リハーサルの準備中


カーリー・クロス、彼女の周りのレコード・コレクションをチェック中


フォラーミ、ヴィディオ撮影用に着飾った


最も新しいCHICオーガナイゼイションのメンバー、ラッセル・グレアム、「アイル・ビー・ゼア」リハーサルの準備中


キム・デイヴィス、イニズ+ヴィノートによるCHIC「アイル・ビー・ゼア」のヴィディオ撮影用に着飾った


カーリー・クロス、CHICのライヴ・ショウを観ようとダンス・フロアに向かっているところ


僕が持っている、体の一部分とは言えバンド十名全員を捉えた唯一のショット。ジェリー・バーンズ(ベイス)、リッチ・ヒルトン(キーボード)そしてカート・ラム(トランペット)を含む


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